ホルンでも花形の活躍に!コンクールで目立つ吹奏楽曲4選とは?

こんにちは!元吹奏楽部部長の つの です!

今回はホルンが目立つ吹奏楽の曲を紹介していきたいと思います。

ホルンは基本的には裏メロや伴奏等といった脇役がメインになりますが、「たまにはホルンも目立ちたい!」と思う事はありませんか?

普段は脇役が多いホルンが花形の座に君臨出来る曲を選んでみました。

吹奏楽コンクールは7分以内の規定があるので、大抵の曲はカットやテンポ調節が必要にはなりますが、どの曲も吹奏楽コンクールで演奏できるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

ホルンがコンクールで目立つ吹奏楽曲とは?

1曲を通して比較的ホルンのメロディーや登場率が高い曲を つの が音源を聴いて聴いて聴き込んだ中で目立つ上で紹介したいと確信した4項目計12曲をご紹介させていただきます。

有名な曲BEST3

NO.1

Wine-Dark Sea

グレード5,5

ジョーンマッキー

ギリシャ神話を元に作られた曲で和訳すると「葡萄酒色の海」、夕陽がかった海を指しているのではないかと推測されます。

頭からホルンのメロディーで始まります。無伴奏で合間に和音が聴こえるのでホルンのかっこよさが全面に出ます。中間部のゆったりとしたメロディーは他の楽器と調和されながら奏でられる旋律です。後半部はホルンが他のパートとメロディーを共に奏で、合いの手のようなベースを吹く場面もあります。ちなみに音源再生回数が圧倒的に多い結果でした。

No.2

富士山〜北斎の版画に触発されて〜

グレード4

真島俊夫

葛飾北斎の版画「冨嶽三十六景」(ふがくさんじゅうろっけい)の波と富士山を題材にした真島俊夫の傑作曲です。前半部はホルンの中低音から始まるメロディーがじわりと音域を広げ、最後は高音でおしとやかやつ芯のあるメロディーが富士山の大きさや存在感の偉大さを表すかのような壮大さを感じさせます。

強豪校でも度々演奏されている名曲の1つで、ホルンが目立つと言えばこの曲を思い浮かべるホルン奏者もしばしばです。

NO.3

海の男たちの歌

グレード4

ロバート・W・スミス

曲名の通り広大な大海原を荒波にも負けず穏やかな海にも頼りすぎない勇敢な男達の曲です。波の音に乗りトランペットとホルンのゆったりとしたメロディーで曲が始まります。盛り上がりを見せた頃にホルンのメロディーで次の場面へ移ります。荒波を表すかのようなホルンのグリスサンドが曲にアクセントを入れます。ホルンの無伴奏メロディーで中間部の穏やかさを締め、フィナーレへと運びます。後半部は最後までホルンの見せどころです。

マイナーな曲BEST3

No.1

吹奏楽のためのラプソディー

グレード不明(4~5の間と予想される)

外山雄三

NHK交響楽団が海外公演の為に作曲した和のテイストの曲です。

どこかで耳にしたことがあるようなメドレーが繰り広げられます。ソーラン節に入る時のホルンはただただかっこいいです。そのまま炭坑節のメロディーを演奏します。ホルンのために書かれたと言っても過言ではないほど活躍します。最後の八木節はユニゾンで演奏するので各楽器の良さを出しながらホルンの音もしっかり聞こえてきます。

NO.2

海のフォルトゥナ

グレード5

樽屋雅徳

ラテン語で幸運やローマ神話の女神を表す言葉フォルトゥナ。冒頭部分で打楽器の鋭い音で始まった直後後、無伴奏の華やかなホルンソロが始まります。海の穏やかさと透き通ったキラキラ光る海を表現しているかのようなメロディーは思わず聞き入ってしまう旋律です。フィナーレでもホルンが最後まで大活躍します。特に後半部はホルン無しでは完成しない曲です。ソロを吹きたい方必聴です!

NO.3

吹奏楽のための協奏曲より

グレード5

高 昌帥

全5楽章から成り立つこの曲は全て演奏すると30分にも及ぶ大曲です。今回は第1章Maestroをご紹介します。フルートのメロディーの後、ホルンのリズミカルな跳躍メロディーが始まります。中間部のホルンの高音メロディーはホルンだからこそ出せる優しく包まれる音が心地よく聴き入ってしまいます。また、トランペットと掛け合うメロディーもポイントです。その後もホルンの高音メロディーは度々登場し、朝日が水平線から登るようなキラキラした映像が頭に浮かぶようなメロディーはフィナーレにもってこいです。

難易度が低い曲BEST3

NO.1

シーゲート序曲

グレード3

ジェームズ スウェアリンジェン

オハイヨ州の音楽総会のために作曲されたこの曲は港に海へ続く門がオハイオ州にあったのでそのまま名づけられました。

フルートのソロから始まりクラリネットからメロディーを引き継ぎます。ホルンのメロディーで序盤の盛り上がりを見せ、その後もホルンはメロディーを奏でます。中間部は基本的に裏メロや伴奏ですが、ホルンが大半の役目の担っているので、ある意味美味しい部分です。中間部最後にメロディーが2回ありますがこのメロディーがホルンらしい音と旋律です。フィナーレも裏メロや伴奏メインにはなりますが、紹介したい1曲です。

No.2

天空への挑戦

グレード3

ロバート・W・スミス

チャレンジする意味を込め、アメリカアラバマ州の中学校のために書かれた曲です。

頭からトランペットと共にメロディーを奏でます。その後のホルンソロと木管楽器の旋律が快晴の空のような気持ちよさです。その後は伴奏さえ見せ所ばかりです。テンポが変わりゆったりした部分もホルンのメロディーが穏やかに奏でます。

NO.3

11人のカウボーイ 序曲

グレード4

ジョン・ウィリアムズ

頭からホルンのダブルタンギングによる連符で始まります。まさにカウボーイという言葉が似合う場面です。何度も出てくる高音連符は馬が走る光景が浮かぶようです。中間部のホルンのメロディーはのびのびとして穏やかな草原にいるようなゆったり感があります。後半部の全ての楽器の音が消えた瞬間、ホルンのメロディーがフィナーレへの合図となります。最後のホルンのトリルがたまりません。

難易度が高い曲BEST3

NO.1

フェスティバル バリエーション

グレード6

クロード・トーマス・スミス

別名ホルン殺しの曲。作曲者が親友のホルン吹きのためにわざとホルンだけ異様に難易度を上げたいじめのような曲です。

冒頭部分からホルンのメロディーで始まり同じフレーズを色んな楽器が繰り返しながら再びホルンのメロディーで曲に緊張感を持たせます。中間部はホルンのソロがありゆったりと壮大なメロディーは身体の芯まで響きが伝わるようです。フィナーレに向けてホルンが再びバンドを盛り上げ最後は高音でうならせて幕を閉じます。

No.2

交響詩「スパルタクス」

グレード6

ヤン・ヴァンデルロースト

第3次奴隷戦争で指導者となったスパルタクスという名の剣闘士がモチーフの曲です。

最初のホルンの見せ所はミュートを使用したメロディーで戦時中の気を抜けない様子を表しているかのようです。その後のホルンのメロディーは勇ましさが見えるようです。中間部に向かう時のグリスサンドは美味しい部分です。中間部のホルンソロは注目ポイントです。ホルンのメロディーは走馬灯を見てるような優しくも焦りも感じる旋律です。

NO.3

知恵を持つ海

グレード4

清水大輔

和歌山県の海、三段壁と白浜海岸をモチーフに作曲された曲はホルンの高和音から始まった後、ホルンのメロディーで朝のキラキラした穏やかな海の情景を表します。

曲の前半部は裏メロとメロディー、伴奏がパラパラ変わります。中間部はホルンで連符を吹いた後、2回目の大きな見せどころです。長めのメロディーは装飾音符もありホルンらしい柔らかい音が響き、聞き入ってしまう旋律です。後半部は裏メロメインになりますが、この裏メロがメロディーをかっちり合いたまりません。フィナーレは頭と同じメロディーで締めます。

つの

吹奏楽コンクールで演奏した思い出の1曲です。

まとめ

いかがでしたか?

気になる曲があれば、まずは音源を聴いてみてください!

全ておすすめです!

吹奏楽の為に書かれた曲やクラッシックは自分の実力を底上げしてくれるのはもちろん、バンド全体のレベルを上げることも出来ます。

臆せずにチャレンジしてみると、吹けるようになった時には大きな成長を遂げているかもしれません。

コンクール曲となると顧問の先生の選曲になることもしばしばあるかと思いますが、気になる曲があれば提案してみるのもいいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回も「つのぶろぐ」でお会いしましょう。

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