東京でのオリンピック開催は1964年以来59年ぶりとなりました。
時代の流れとともに景色や情勢だけではなく、オリンピックの入場行進にも時代を感じさせるものがありました。
それは、選手がスマートフォンや自撮り棒を片手に入場している姿でした。
各国のお偉いさまだけではなく、天皇陛下もお見えになられた厳粛な会場であるにも関わらず、
スマートフォンや自撮り棒などの持ち込みは公式に許可されていたのでしょうか?
今回は、オリンピックの入場に関する公式のルールやいつのオリンピックからスマートフォンあるいは
携帯電話を所持して入場をしていたのかご紹介させていただきます。
東京オリンピック開会式の入場でスマホ所持はいいの?

2021年開催の東京オリンピックでは、日本オリンピック委員会(JOC)は日本選手団の行動ルールとして、
開会式の入場行進時のスマートフォンやカメラの使用を禁止にしていました。
これは参加国全てに共通するルールです。
ですが、実際は多くの海外選手がスマホを手に記念撮影したり、歩きスマホをしていました。
中には、自撮り棒をスマートフォンに装着した状態で入場し、
手を振ることなく動画や写真撮影をする観光感覚の選手が見受けられました。
JOCは開催前に『開催国の代表にふさわしく、「感謝の気持ちを胸に、堂々と行進を」と呼び掛けていた。』
と発表していました。
そして、何よりひどかったのは、キルギス選手団が入場した際にマスクをほぼしていませんでした。
これは、コロナ禍・緊急事態宣言下でオリンピックを開催していることにも批判が多かった中、
また、医療現場がひっ迫している中、あるまじき行為です。
ところで、スマートフォンなどの持ち込み入場は東京オリンピックが最初なのでしょうか?
いつのオリンピックから持ち込んでいた?
東京オリンピックの前、2018年冬の平昌、2016年夏季リオ、2014年冬ソチの
オリンピック開会式入場まではスマートフォンの所持が確認できました。
スマートフォンの普及に従って持ち込まれるようになった可能性が高いですね。
東京オリンピックは、日本選手団のスマートフォン所持はルールとして認められていませんでしたが、
平昌、リオ、ソチはどのようなルールで開催されたのでしょうか。
調べたところ、具体的なルールは提示されていませんでした。
入場の際に所持をしていても、違反になるようなルールは存在していませんでした。
東京オリンピックの開会式でスマホ所持は入場後の暇つぶしって本当?
東京オリンピック開会式入場後の選手の様子が話題になりました。
出典:SpicaさんのTwitter
海外の選手、入場しながらスマホで動画撮ってたの、SNS用かと思ったけどコロナで来れなかった選手や家族とビデオ通話で繋げてた人もいたっぽくて技術の進化を感じる
出典:そっぷるさんのTwitter
写真を撮るためにスマホ持ち込んでいるのではなくて、入場後の暇つぶしのため説が
出典:Mayuki SawatariさんのTwitter
東京オリンピックはコロナ禍ということもあり、無観客での開催がメインとなりました。
なので、少しでも会場の雰囲気を伝えようとする表れとして目立ったのかもしれませんね。
最初の方に入場した選手は、確かに時間を持て余した気持ちになっていたと思います。
せめて拍手をしたり手を振って声援を送る等、その場でしかできない応援や分かち合いをしてほしかったですね。
ましてや、家のようにくつろいでいたり、寝そべる映像がテレビで放送されたときは衝撃が走りました。
東京オリンピックの開会式入場を記念して撮影するつもりでスマートフォンを所持していても
結果として入場後の暇つぶしの道具になってしましました。
まとめ
東京オリンピック開会式入場のときのスマートフォンの所持は、JOCから禁止されていましたが、
ほとんどの国の選手がスマートフォンで撮影などをして守られていませんでした。
オリンピック開会式入場のときにスマートフォンを持ち込むようになったのは
2014年冬のソチオリンピックからでした。
2014年以前のオリンピックはスマートフォンがまだ普及していなかったので、
普及に伴って選手が入場の際に所持するようになりました。
どうか暇つぶしで今後は使用されないことを祈ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。